1900年代初頭のエジプト独立革命の歌です。当時エジプトはイギリスからの支配体制に苦しんでいました。
時代で移り変わる勢力や圧力に国民が苦しめられるというのは世界共通だと思います。エジプトの偉大なる音楽家のサイード・ダルヴィーシュが美しいメロディで描きました。詞はムハンマド・ユニス・アッカーディです。
多くのアーティストによって歌われていますが、こちらはアリ・エッハッガルの歌唱です。
(どなたも読んでいただけるよう、アラビア語へ近い発音を配慮したアルファベット表記と日本語訳です。)
Ahou da illi ‘sar wadi illi kan
ほら、今はこんなになってしまった。
Malaksh ‘haq, malaksh ‘haq tloum ‘alayya
あなたは私に対し非難する権利はない。
Tloum ‘alayya izzai ya sidna
あなたはどうやって私を責めたいのか!我々の貴方(お偉方)よ。
W Khyr biladna ma houshi fi iydna
我々の資源は今となってはもう手の中に無いよ。
Qoully ‘an ashi’e tfidna
我々へ役立つ情報を聞かせてくれよ
Wba’adha abqa loum ‘alayya
そうしてから私を非難したら?
Ma’sri ya oummy el-‘agahid
エジプト!奇跡の母よ!
Sha‘bek a’sill wl khi’sm ‘aayb
由緒正しい国民よ、(倫理観のない)敵が悪いんだ
Khalli balik m el-‘habayb
愛されているあなた達、頑張って!
Doulaa an’sar el-qadhyya
味方の人々はこれからもずっと支えてくれるよ!
Badal ma yshmat fina ‘hasid-
我々をあざける人へ愛想を尽かすよりも
yeddak fi yeddy w qoum ngahid
互いに手を取り合い頑張ろう
Whna nabqa el-kolli wa'hd
私達は皆一つになり
W el-ayyady t'syr qwyya
私達の手は強くなるだろう
日本語訳:こやす なほみ