1900年代初頭のエジプト独立革命の歌です。当時エジプトはイギリスからの支配体制に苦しんでいました。
時代で移り変わる勢力や圧力に国民が苦しめられるというのは世界共通だと思います。エジプトの偉大なる音楽家のサイード・ダルヴィーシュが美しいメロディで描きました。詞はムハンマド・ユニス・アッカーディです。
多くのアーティストによって歌われていますが、こちらはアリ・エッハッガルの歌唱です。
(どなたも読んでいただけるよう、アラビア語へ近い発音を配慮したアルファベット表記と日本語訳です。)
Ahou da illi ‘sar wadi illi kan
ほら、今はこんなになってしまった。
Malaksh ‘haq, malaksh ‘haq tloum ‘alayya
あなたは私に対し非難する権利はない。
Tloum ‘alayya izzai ya sidna
あなたはどうやって私を責めたいのか!我々の貴方(お偉方)よ。
W Khyr biladna ma houshi fi iydna
我々の資源は今となってはもう手の中に無いよ。
Qoully ‘an ashi’e tfidna
我々へ役立つ情報を聞かせてくれよ
Wba’adha abqa loum ‘alayya
そうしてから私を非難したら?
Ma’sri ya oummy el-‘agahid
エジプト!奇跡の母よ!
Sha‘bek a’sill wl khi’sm ‘aayb
由緒正しい国民よ、(倫理観のない)敵が悪いんだ
Khalli balik m el-‘habayb
愛されているあなた達、頑張って!
Doulaa an’sar el-qadhyya
味方の人々はこれからもずっと支えてくれるよ!
Badal ma yshmat fina ‘hasid-
我々をあざける人へ愛想を尽かすよりも
yeddak fi yeddy w qoum ngahid
互いに手を取り合い頑張ろう
Whna nabqa el-kolli wa'hd
私達は皆一つになり
W el-ayyady t'syr qwyya
私達の手は強くなるだろう
日本語訳:こやす なほみ
初めまして、私はちあきなおみの「夜へ急ぐ人」の貴女のカバーからここに辿り着いた者です。
返信削除アラブ歌謡に興味を持つ日本人歌手はほぼいないので、ぜひアラビア音階を克服して、先達に
なるよう頑張って下さい。
NHKの国際放送の副部長であられる坂上裕規さんという方が短波放送で中東を聞くというHP
を持っていて、メル友として10年以上の付き合いをさせてもらっていまして、このフェイルーズ
が大好き、私も好きという事でコンタクトを取らせてもらってます。チュニジアで活動始めて
アラブ諸国で活動されてるとの事ですが、ホンの数年前まではチュニジアの短波放送は東京
でもまずまず聞こえてました。今は大部分がインターネットに移行してます、っとマニアック
な事書いて申し訳ありません。短波放送というのは電波が世界各地に届く放送形式で、音が
波打つのが弱点で、国際放送も大分ネットに移行してる上にデジタル機器の雑音が酷くなった
現在では、衰退の一途を辿ってます。NHKの国際放送・Radio Japanが今も中東圏に短波で
放送してます。
余り関係ない話に終始して申し訳ありませんでした、今後も貴女のブログをチェックしよう
と思います、長くなりスミマセン、では失礼します。
お返事が大変に遅くなって申し訳ありません!!コメントいただけることが稀なので、ついほとんどコメント承諾ページを開かないままになっておりました、、、。YouTube動画からこちらまで辿り着いて下さり有難い限りです!私も日頃インターネットでアラブ諸国のラジオを聞いています。共通の趣味の方と繋がることができて本当に嬉しいです。ぜひこれからも応援してください!こやす なほみ
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